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∞気流法お知らせ

能と武術と気

∞気流法創始者 坪井香譲

講座内容

能の小早川師は若き日、縁あって∞気流法の稽古を始め、その芸の上で急速な進展を遂げたことがあります。∞気流法の「立つ」「呼吸する」「気を巡らす」等についての<身体の文法>の発想とその型が刺激になったと思われます。元々能とは、わざ(技)ができるという意味で、鍛え上げた能楽師は、畏怖する程の表現力や浄化力や癒しの力を湧出します。それは世界屈指の伝統演劇に封じ込めなくてもよい、現代人がもっと体験し、様々に活かし応用すべき身体知です。
今回は∞気流法と比較しながら、能の立ち方、歩き方(足の裏と床(地面)との関係)、重力の活かし方(武道に通じる)、身体感覚の捉え方、手の伸ばし方、声の出し方(呼吸)を体験します。小早川師の仕舞等も予定しています。



講師紹介

坪井香譲(ツボイ カジョウ)

1939年生まれ。早稲田大学心理学科卒。少年の頃から弓道、瞑想そして心理学に触れる。やがて合気道を通して身心技の世界の奥深いことを知り、芸術表現、スポーツ、職人の技、健康法、瞑想、武術等に共通する<身体の文法>を発想。これを創造性や言語やイマジネーションと関連させつつ、身体実践と思想の両面から探求。やがてヴィジョン体験により、∞気流法を創始。各分野の人々と交流しながら国内に限らず、仏・独・豪各国で講習等を行っている。
「ひかりの武道」提唱者。人体科学会学術会員。03年〜06年相模女子大非常勤講師として、「身体技法」を講じる。主著:『気の身体術』(工作舎)「メビウス身体気流法」(平河出版社)『創造する知・武道』(BAB出版局)など多数。

 

小早川修(コバヤカワ オサム)

1961年小早川泰士の孫として生れる。浅見真高に師事。84年東京藝術大学音楽部邦楽科卒。86年同大学院音楽研究科修士課程能楽専攻修了。
日本能楽会会員。68年「鞍馬天狗」花見で初舞台。76年「小袖曽我」で初シテ。「乱」「石橋」「道成寺」「翁」を披く。2003年芸名として小早川姓を継承。
現代邦楽家とのコラボレーション等も行なっている。




日   時 : 2008年 12月 6日   土曜日  14:30〜17:30
受講料(税込): 会員 4,515円   一般 5,145円
持 ち 物 : 動きやすい服装(更衣室あり)。素足または靴下。
場   所 : 朝日カルチャーセンター新宿